科学・技術・1月27日
アポロ1号の火災事故が発生
1月27日は、1967年にアメリカの有人宇宙飛行計画「アポロ1号」のテスト中に火災事故が発生し、3名の宇宙飛行士が犠牲となった日です。この悲劇的な事故は、その後のアポロ計画における安全性の大幅な見直しと設計変更をもたらす大きな転換点となりました。
事故の概要
1967年1月27日、ケネディ宇宙センター第34発射施設において、同年2月下旬に打ち上げが予定されていたアポロ1号(AS-204)の3名搭乗による地上テストが実施されました。訓練の最中、コマンドモジュール(司令船)内部で突然火災が発生しました。ハッチの構造上の問題や高圧純酸素環境が災いし、消火活動も間に合わず、乗組員であったガース・グリソム、エドワード・ホワイト、ロジャー・チャフィーの3名全員が死亡しました。
事故の背景と原因
事故当時、宇宙船内は大気圧よりも高い純酸素で満たされていました。これが極めて燃えやすい環境を作り出し、わずかな電気火花が配線から引火したことが急速な延焼の原因となりました。また、内開き式の重いハッチ構造により、内部からの緊急脱出が極めて困難であったことも被害を拡大させました。
その後の影響
この事故を受けてNASAは徹底的な調査を行い、宇宙船の設計、使用材料、製造プロセス、安全基準の大幅な見直しを迫られました。ハッチは迅速に外開きできる構造に変更され、船内の配線や可燃性物質の排除など数々の安全対策が講じられました。この苦難を乗り越えた教訓が、その後のアポロ11号による人類の月面着陸成功へと繋がっていきます。
ポイント
- 発生日は1967年1月27日である。
- 犠牲となったのはグリソム、ホワイト、チャフィーの3飛行士である。
- 事故を契機にアポロ宇宙船の安全性の大幅な再設計が行われた。