国際・1月23日
北朝鮮によるアメリカの電子偵察艦プエブロ号拿捕事件が発生
1968年1月23日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の元山沖の日本海で、アメリカ海軍の電子偵察艦プエブロ号が北朝鮮軍によって拿捕される事件が発生しました。冷戦さなかにおける米朝間の軍事的な緊張を急激に高める重大な国際事件となりました。
事件の発生
1968年1月23日、アメリカ海軍の環境測定艦・電子偵察艦であったプエブロ号は、北朝鮮近海で情報収集活動を行っていた際、北朝鮮の魚雷艇や駆逐艦などの攻撃を受けました。プエブロ号は自衛のための反撃を行う間もなく拿捕され、乗組員らは北朝鮮側へと連行されました。この事件により、乗組員1名が死亡し、残りの乗組員は長期間にわたる抑留生活を余儀なくされました。
背景と国際的な影響
当時、ベトナム戦争の激化や、韓国における青瓦台襲撃未遂事件(1・21事件)など、朝鮮半島およびその周辺では東西陣営の緊張が高まっていました。プエブロ号事件はアメリカ政府に大きな衝撃を与え、一時的な軍事報復措置も検討されましたが、最終的には外交交渉による解決が模索されました。約11か月後の1968年12月、アメリカが「領海侵犯を謝罪する」という文書に署名したことで、乗組員は解放されましたが、拿捕されたプエブロ号本体は現在も北朝鮮に係留されています。
ポイント
- 1968年1月23日に発生した。
- アメリカ海軍の電子偵察艦プエブロ号が北朝鮮に拿捕された。
- 乗組員は長期間抑留されたのちに解放されたが、艦艇の返還はされていない。