歴史・1月20日
ヴァンスター事件(グリーンランド)における核兵器搭載米爆撃機の墜落事故が発生
1月20日は、グリーンランドのチューレ空軍基地近郊でアメリカ空軍のB-52爆撃機が墜落し、搭載されていた水爆が破損・放射能汚染を引き起こした「チューレ空軍基地米軍機墜落事故(ヴァンスター事件)」が発生した日です。冷戦下における核兵器運用の危険性と、環境および政治への大きな波紋を投げかけた重大な事故として知られています。
事故の概要
事故機はアメリカ空軍のB-52戦略爆撃機で、核爆弾を搭載した警戒飛行任務中に火災が発生し、グリーンランドのチューレ空軍基地の西方(ノース・スター湾の氷上)に墜落しました。この墜落に伴い、搭載されていた水素爆弾の爆発物は起爆したものの核爆発は起きず、しかしながら搭載されていた核物質が飛散し、周辺地域が放射能汚染される事態となりました。
歴史的背景と影響
当時、米軍は「クロム・ドーム作戦」と呼ばれる核爆弾を搭載した爆撃機の常時空中待機任務を実施していました。グリーンランドを領有するデンマークは非核政策をとっていたため、同国領内への核兵器持ち込みは政治的な秘密となっており、事故発覚後に大きな外交問題および社会問題へと発展しました。この事故は、その後の核兵器運用の安全性や環境への影響に対する懸念を高める契機となりました。
ポイント
- 発生日は1月20日である。
- 事故機はアメリカ空軍のB-52爆撃機である。
- 現場はグリーンランドのチューレ空軍基地近郊である。
- 搭載されていた核兵器が破損し、放射能汚染を引き起こした。