歴史・1月16日
禁酒法がアメリカで施行された日
1月16日は、アメリカ合衆国において憲法修正第18条に基づき、酒類の製造、販売、輸送を全面的に禁止する禁酒法が施行された日です。1920年に始まったこの法律は、社会秩序の維持や家庭の保護を目的として導入されました。しかし、結果として密造酒の横行や組織犯罪の急増を招き、約13年後に廃止されることとなりました。
禁酒法の背景と施行
アメリカでは19世紀から宗教団体や女性団体を中心に、アルコール消費がもたらす家庭崩壊や労働力の低下を防ぐための禁酒運動が盛んに行われていました。第一次世界大戦中の穀物節約の必要性なども追い風となり、1919年に憲法修正第18条が批准され、その約1年後である1920年1月16日にボルステッド法(全米禁酒法)が施行されました。
社会への影響と廃止
禁酒法の施行により表向きの酒類消費は減少したものの、実際には「スピークイージー」と呼ばれる密告酒場や、モトローグなどによる密造酒の密売が横行しました。アル・カポネをはじめとする組織犯罪グループ(マフィア)が莫大な利益を得て抗争を繰り返したため、治安は著しく悪化しました。大恐慌発 生による景気回復と税収確保の必要性も高まり、1933年に憲法修正第21条によって禁酒法は廃止されました。
ポイント
- 1920年1月16日にアメリカで禁酒法が施行された。
- 法的根拠は憲法修正第18条およびボルステッド法である。
- 密造酒の横行により組織犯罪やアル・カポネなどのギャングが台頭した。
- 1933年に憲法修正第21条によって廃止された。