科学・技術・1月11日
アメリカの探査機「マーズ・ポーラー・ランダー」が火星表面への着陸に失敗し通信途絶(1999年)
1999年1月11日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・ポーラー・ランダー」が火星表面への着陸時に通信途絶となりました。火星の極域における気候や水資源の調査を目的として打ち上げられたものの、計画は失敗に終わりました。本記事では、この探査機を巡る出来事と当時の状況について解説します。
マーズ・ポーラー・ランダーのミッション
マーズ・ポーラー・ランダーは、アメリカ航空宇宙局(NASA)によって打ち上げられた火星探査機です。火星の南極付近(極域)に着陸し、現地の気候変動や水・二酸化炭素の揮発性物質の調査を行うことを主な目的としていました。また、小型のペネトレーター(地中貫入装置)「ディープ・スペース2号」を同時に搭載していました。
着陸失敗と通信途絶の経緯
1999年1月11日(現地時間では1999年12月に火星到着)、マーズ・ポーラー・ランダーは火星の大気圏突入および着陸プロセスに入りました。しかし、着陸予定時刻を過ぎても探査機からの信号は確認されませんでした。その後の調査により、着陸脚が展開した際の衝撃を感知するセンサーの誤作動がエンジンを早期に停止させ、機体が高速で火星表面に墜落した可能性が高いと結論付けられました。
ポイント
- マーズ・ポーラー・ランダーはNASAの火星探査計画の一環として打ち上げられた。
- 火星の極域を調査する目的を持っていた。
- 1999年1月11日(一連の運用終了・失敗に関連する日付)に通信が途絶した。