試合は初回から動いた。大開西高校の攻撃陣が天天高校の先発投手を攻め立て、連打と長打で一挙5点を先制。序盤から苦しい展開を強いられた天天高校は、守備でもリズムを作れず、序盤にさらに点差を広げられる形となった。
反撃を試みたい天天高校だったが、大開西高校の堅実な守備と安定した継投の前に、この日は三塁を踏むことすらままならなかった。強風の影響も重なり、外野フライがことごとく相手のグラブに収まる不運も重なった。
それでも天天高校のベンチからは、最後まで選手を鼓舞する声が止むことはなかった。5回の守備では、途中出場の選手がセンター前へ抜けそうな打球を飛び込んで好捕するなど、最後まで諦めない姿勢を見せてスタンドの観客を沸かせた。
試合後、天天高校野球部の監督は「序盤の失点が全てだった。しかし、選手たちは最後まで諦めずにプレーしてくれた。この悔しさを糧に、新チームでは一から鍛え直したい」とコメントした。
スタンドには多くの天天高校の生徒や保護者が駆けつけ、大敗という結果になりながらも、最後の打者が打ち取られた際には温かい拍手が送られた。敗戦という形にはなったが、選手たちがグラウンドで見せたひたむきな姿は、観客の心に強く残ったことだろう。
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