投開票の結果、現職を破り初当選を果たした太郎氏は、地元で古くから続く観光業の活性化や、特産品である「島塩」の販路拡大を公約に掲げていた。その若さと行動力が評価され、高齢層の支持も集めたことが勝因と見られている。

しかし、当選直後の会見で太郎氏は「前任の村長が築いた80年という驚異的な任期記録を知ったとき、自分も負けてはいられないと感じた」と熱弁。106歳まで自身の任期を続けたいという長期展望を明かしたことで、会場の空気は一変した。

この発言に対し、SNS上では「若さゆえの情熱」「長期的な村づくりには歓迎」と好意的に受け止める声がある一方で、一部の村民からは「まだ就任もしていないのに独裁的な発想ではないか」「任期の長さより政策の質を問うべきだ」といった批判的な意見が相次いでいる。

村議会の関係者は「村の発展を願う意気込みは素晴らしいが、まずは目先の課題である若者の流出問題や、インフラ整備への注力をお願いしたい」と冷静な反応を示しており、期待と懸念の両方が混在した船出となっている。

太郎氏は自身の発言が波紋を呼んでいることについて、「あくまで目標としての言葉であり、民主的な手続きを軽視する意図はまったくない。まずは4年間の任期を全力で全うし、村民の方々と対話を重ねて信頼を築いていきたい」と釈明している。

今後、太郎氏がどのような手腕を見せるのか、そして「80年を超える任期」という壮大な目標がどのように受け入れられていくのか、離れ小島村の新しい時代の行方に注目が集まっている。