お菓子山陽高校野球部は、今年8月に同好会から昇格する形で正式に創部されたばかりだ。部員数は12名と小規模ながら、放課後には校庭の隅を活かした熱心な練習風景が目撃されており、地域住民からも温かい視線を浴びてきた。

秋季県大会の予選組み合わせ抽選会は、昨日、県内の野球関係者を集めて行われた。お菓子山陽の名前が読み上げられると、会場内からは驚きと期待が入り混じったどよめきが起きた。対戦相手として引かれたのは、長年の伝統を誇る神能商業高校である。

同校の監督は抽選会後、「いきなり強豪との対戦となったが、今の我々にとってこれ以上の経験はない」と語った。部員たちにとっても、格上である神能商との一戦は、チームの現在地を確認する絶好の機会となるだろう。

対戦相手となる神能商業は、粘り強い守備と緻密な戦術で知られるチームだ。お菓子山陽の選手たちは、初めての公式戦で自分たちの持ち味である機動力を活かせるかが焦点となりそうだ。

現在、チームはOBを臨時コーチに迎え、守備の連係プレーを中心に調整を続けている。創部1カ月という短期間での挑戦となるが、選手たちの表情には緊張の中に確かな闘志が宿っている。

秋の県予選初戦は、来週末に県営球場で開催予定だ。新設校のフレッシュな戦いぶりが、多くの野球ファンを魅了することになるだろう。