試合会場となったのは、時折強い風が吹き抜ける県立スタジアム。天天高校は立ち上がりから守備的なフォーメーションで挑み、カウンター攻撃を狙う戦術を採用した。

前半15分、石獅子高校の鋭いサイド攻撃によって先制点を許すと、天天高校は徐々に押し込まれる展開が続いた。それでも、GKを中心とした粘り強い守備で、前半を1点ビハインドで折り返した。

後半に入ると、巻き返しを図る天天高校は攻撃的な選手を投入し、ゴール前へボールを運ぶ場面を増やした。しかし、相手の組織的な守備網を突破するには至らず、得点の機会を逃してしまう。

試合終盤、追加点を狙う石獅子高校の猛攻に対し、天天高校の集中力がわずかに途切れた隙を突かれ、立て続けに3点を奪われる結果となった。

キャプテンの選手は試合後、「悔しいが、格上相手に自分たちの形が出せた時間帯もあった。この経験を次の大会の糧にしたい」と前を向いて語った。

応援に駆けつけた生徒やOBたちからは、敗戦直後にはため息が漏れたものの、最後まで走り抜いたイレブンに対し温かい拍手が送られた。

天天高校サッカー部にとって今回の敗戦は大きな壁となったが、チームはすでに次なるリーグ戦を見据えて練習を再開する意向を示している。