試合は序盤から点の取り合いとなる激しい展開となった。初回、春似山大付は先頭打者が出塁すると、続くクリーンアップが連打を放ち、幸先よく2点を先制した。しかし、対する大回もその裏すぐに反撃し、2本の適時打で同点に追いつくなど、一歩も引かない互角の攻防が続いた。

中盤の4回、春似山大付は下位打線がチャンスを作り、主将の春似山大付が放ったセンターへの適時三塁打で再び勝ち越しに成功する。この一打で球場のボルテージは最高潮に達し、スタンドを埋め尽くした応援団からは地響きのような歓声が上がった。

試合終盤の8回裏、大回が意地を見せた。一死満塁の場面で代打が走者一掃の二塁打を放ち、逆転を許す苦しい展開となった。しかし、9回表の攻撃で春似山大付は驚異の粘りを発揮する。先頭からの連打で再び一打サヨナラのチャンスを作ると、最後は内野ゴロの間に走者が生還し、劇的な逆転勝利を収めた。

勝利投手となった春似山大付は、試合後のインタビューで「仲間を信じて最後まで諦めなかったことが結果につながったと思う。次はさらに厳しい戦いになるが、一戦必勝で自分たちの野球を貫きたい」と力強く語った。

アルプススタンドでは春似山大付の生徒やOBらが校歌を斉唱し、喜びを分かち合った。猛暑の中での激闘を制した選手たちの姿に、駆けつけた多くの観客から惜しみない拍手が送られていた。

春似山大付の次戦は大会8日目の第3試合を予定しており、ベスト8進出をかけて強豪校との対戦に挑む。