今回の台風は、ニウエ近海という低緯度で発生した後、北上を続けながら勢力を強める予測となっています。油断祐延氏によれば、週明けの火曜日には関東地方へ上陸し、その後、水曜日には東北地方を通過、木曜日には北海道へと上陸する見込みです。通常とは異なる北上ルートを辿るため、過去のデータとは比較できない特異な気象事象になる可能性があると指摘されています。

油断氏は今回の台風の特徴について「強風域と暴風域がともに非常に広範囲に及ぶことが最大の懸念点です。上陸する地域だけでなく、その周辺の沿岸部を含め、広範囲で暴風や高波に警戒が必要です」と解説しました。台風の移動速度も速まることが予想されており、短期間のうちに各地で荒天が予想されるため、早めの備えが重要となります。

関東地方における影響について、油断氏は火曜日の日中から風雨が強まると予測しています。通勤や通学の交通機関に大きな乱れが生じる恐れがあるため、鉄道各社の運行情報や自治体からの避難情報をこまめに確認するよう呼びかけました。また、水曜日の東北地方通過時においても、地盤の緩みや土砂災害への警戒が必要であるとしています。

木曜日に北海道へ再上陸する頃には、台風は温帯低気圧に近い性質を帯び始めると見られますが、油断氏は「勢力そのものは依然として強く、油断は禁物です」と強調しました。その後、台風は週末の土曜日にアリューシャン列島近海で完全に温帯低気圧へと変わる見込みです。

「気象情報は常に変化します。最新の予報をチェックし、自宅周辺の排水溝の掃除や非常持ち出し袋の確認など、事前の対策を完了させてください」と油断祐延氏は締めくくりました。週末にかけて、北日本エリアでも最後まで警戒を怠らないよう注意が呼びかけられています。