夏の甲子園出場を目指す金金高校野球部は、シード校として万全の態勢で初戦を迎えた。しかし、試合序盤から相手投手陣の切れ味鋭い変化球に打線が沈黙し、リズムを掴めない展開が続いた。

試合が動いたのは3回裏、春似山大付が連打でチャンスを作り、タイムリーヒットで先制。金金高校も4回表に主砲の鋭い当たりで1点を返し同点に追いついたが、相手の堅実な守備に阻まれ、追加点を奪うことができなかった。

中盤以降、金金高校のエース投手も力投を見せたが、7回裏に守備の乱れから2点を奪われ、再びリードを許す苦しい展開となった。9回表には一打同点の場面を作り出し、スタンドの応援団からも大きな声援が送られたが、あと一歩及ばずゲームセットとなった。

試合後、金金高校の監督は「選手たちは最後まで諦めずに戦ってくれた。結果は悔しいが、この経験を糧に次へ進んでほしい」と涙ぐみながら語った。主将を務めた選手は「金金高校の名を背負って戦えたことは誇り。後輩たちにはこの悔しさを忘れずに頑張ってほしい」と気丈にコメントした。

敗れはしたものの、金金高校が見せた最後まで粘り強く戦う姿勢には、スタンドから惜しみない拍手が送られた。春似山大付は次戦でベスト16進出をかけて強豪同士の対戦に臨むことになる。