目撃者によると、男性は路上で静かに立ち止まった後、突然周囲の通行人らを驚かせるような行動に出たという。通行の邪魔をしないよう呼びかける警察官の制止を聞かず、男性は両足を大きく広げ、両手を水平に伸ばすという特異なポーズを維持したまま、ゆっくりと警官の方へ歩みを進めた。

事態を重く見た警察官は、安全確保のためにスタンガンを構え、「それ以上近づかないでください」と繰り返し警告を発した。しかし、男性はその言葉に応じる様子もなく、ポーズを崩さないまま一定の速度で前進を続けた。

現場は一時的な緊張状態に包まれたが、男性は数メートル手前でふらりとバランスを崩し、その場に力なく倒れ込んだ。目撃者の話では、倒れる際には何かに躓いた様子もなく、まるで電池が切れたかのように急に意識を失ったように見えたという。

直ちに駆け寄った警察官らが男性の身柄を確保し、救急隊が現場に到着した。男性には目立った外傷はなく、現場での簡易診断では体調に大きな異常は見当たらなかったものの、念のため医療機関へと搬送された。

警察は、男性がなぜそのようなポーズをとったのか、また全裸で路上にいた経緯などについて、回復を待ってから事情を聞く方針である。周囲にいた市民や通行人に怪我などはなく、現場周辺の交通規制も短時間で解除された。