米国出身の観光客であるカハタ・ダムタさんは、まさにギザの大ピラミッドの内部を見学していた際にこの地震に遭遇したという。ダムタさんは当時の状況について「突然、立っていられないほどの突き上げるような衝撃が走り、周囲の観光客からは悲鳴が上がった」と語り、間一髪で屋外の広場へ避難できたと当時の緊迫した様子を振り返った。
地震発生直後、現地当局は観光エリアへの立ち入りを一時規制し、構造物の安全確認を開始した。幸いにもピラミッド本体の崩落などは報告されていないものの、観光客らはガイドの誘導に従い、倒壊の危険がある構造物から離れた安全な場所へと集まった。
ダムタさんを含むグループは、避難先から現地の救急車両やヘリコプターが空を旋回する様子を目撃したと証言している。現在は余震の可能性も考慮し、現地の警察や考古学当局が周辺地域の安全確保に全力を挙げている状況だ。
今回の地震を受け、エジプト政府は直ちに非常事態宣言を発令。国際的な専門家チームも被害状況の把握に向けた支援の準備を進めており、観光客らの安全を最優先に保護する措置が取られている。ダムタさんは現在、現地の宿泊施設で待機中であり、大使館と連絡を取りながら帰国の目処を調整しているという。
今回の地震は近年にない規模であり、カイロ市内でも一部のインフラ施設に影響が出ている可能性がある。当局は市民および観光客に対し、最新の気象情報や避難勧告に十分注意するよう呼びかけている。
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