閃輝暗点の後に起こる片頭痛と緊張型頭痛の違い

激しい頭痛に苦しむ人

先日、閃輝暗点後にかなり激しい痛みのある片頭痛を経験したので、今まで経験した緊張型頭痛との症状の違いについて記します。

以下の内容には個人的な体験が含まれる上、症状には個人差がありますので、こういう一例があるという程度に見ていただければと思います。

緊張型頭痛の症状

長時間座ってパソコンなどで作業したり、手元を見続ける細かい作業などを行なったりした時によく起きていました。

特に、制服やスーツなどを着ているときはなりやすかったです。制服などを着なくなってからは、ほとんど起きなくなりました。肩の凝りが関係していたのかもしれません。

痛みは頭全体に鈍痛があるような感じで、ひどくなければ安静にする、ひどいときはロキソニン(ロキソプロフェン)などを飲めばすぐによくなりました。

これは、学術機関が公開している緊張型頭痛の症状とほぼ一致しています。

緊張型頭痛は、一次性頭痛の中で最も一般的なもので、その特徴は次の通りです。
●痛み方:頭全体が締め付けられるような鈍痛がある。
●頻度:同じような痛みが毎日、週2~3日起こる。(午後から夕方にかけて悪化する。)
●痛みの強さ:休みたくなるほどではなく、家事や仕事も何とかこなせる。
●頭痛以外の症状:肩こりや不安感が伴う場合も。
●片頭痛との違い:片頭痛でよくみられる悪心、嘔吐、羞明、音過敏、光過敏は少ない。
30代、40代の女性に特に多い「片頭痛」 ~ 「緊張型頭痛」との違いを理解して早めの治療を ~ | プレスリリース | 東邦大学

上記ほど頻繁には起きていませんでしたが、痛み方などはこの通りでした。

閃輝暗点とは

片頭痛の前に、視界の一部が欠けて、一部分がよく見えなくなる現象を経験しました。

この現象は閃輝暗点と呼ばれています。

閃輝暗点については以下のページにもまとめていますので、ここでは簡単な紹介をします。

閃輝暗点 – 健康用語事典

閃輝暗点は、片頭痛の前兆として一部の人が経験する症状で、視野の欠損やその部分の周りにギザギザのものが見えるというのが特徴です。

筆者の場合、ギザギザは現れませんでした。

原因は視覚を司る視中枢で発作的で一時的な貧血が起こることと考えられていますが、はっきりした原因は解明されていないようです。

しかし、症状が長引かないようであれば重大な脳の病気ではない一時的なもののようです。

片頭痛の症状

閃輝暗点で一部視野がかけるとはいえ、生活には多くの場面で大きな支障はありません。しかし、その後に起こる片頭痛が厄介です。

片頭痛は上記の緊張型頭痛とは違い、非常に痛みが強い頭痛でした。

先日、閃輝暗点が起きた際、作業を中断してすぐに寝たのですが(22:30頃)、2時間後に頭の左側の激しい痛みで目覚めました。

閃輝暗点後に片頭痛が起こることがあるということと、重大な脳の病気ではないということを(知識としては)知っていたため、横になってしばらく様子を見ていたのですが、痛み以外にも吐き気筋肉の緊張(痛みで無意識に力を入れている状態)などがありました。

関係あるのかはわかりませんが、同時にお腹の具合も悪化していたので、何も知らなければ、脳の病気を疑って救急車を呼んだ可能性があるほどでした。

結局、時間の経過で痛みが治まる様子はなく、全く寝付ける状態ではなかったため、痛み止めを飲みました。

体に力を入れると、血行が良くなるためか、頭の痛みが増しました。

片頭痛の特徴は下記のとおりです。
●痛み方:ズキズキ、ガンガンといった拍動性の痛みがある。
●頻度:痛む時間は4~72時間。
●痛む場所:頭の片側または両側。
●痛みの強さ:何もしないでじっとしていたい。
●頭痛以外の症状:頭痛が起こる前に、光や音、においに敏感になる。吐き気を伴いやすい。
30代、40代の女性に特に多い「片頭痛」 ~ 「緊張型頭痛」との違いを理解して早めの治療を ~ | プレスリリース | 東邦大学

筆者の場合、頭の左側の一部だけに激しい痛みがありました。匂いに敏感になったり吐き気があったりもしました。

まさに「何もしないでじっとしていたい」ような状態でした。何もしなければしないでかなり苦しいです。

おしまい

閃輝暗点が起こってからすぐ寝ても片頭痛が防げないことがわかりました。

痛み止めをあらかじめ飲んでおくのが良いのでしょうか。閃輝暗点を防ぐ方法が見つかればいいのですが。

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