湖底球界にまたしても歴史的瞬間が訪れた。昨季、湖底野球界を震撼させた『質量保存則無視スライダー』の余韻も冷めやらぬ中、阿寒湖最強のバッターと名高いマリモの「丸山・M・球太郎」選手が、公式戦にて前代未聞の『超重力・光合成ブラックホール打法』を披露した。打席に立った球太郎選手が、光合成チャージを極限まで高めた状態でスイングを開始すると、周囲の湖水が急激に収束。なんと投げられたはずの小石が、バットの軌道に逆らえず、そのまま球太郎選手の球体に吸い込まれるように消失したのである。審判団は即座に試合を中断。「ボールが物理法則を無視して蒸発した」として一時騒然となったが、球太郎選手は「ただ光合成の質を高めただけ」と涼しい顔でコメントした。
本件は、過去に話題となった『超高密度・爆裂光合成フォーム』と『極太毛足スピン』の技術を融合させた応用編と見られている。マリモ界では長年、光合成能力をいかに物理的な破壊力に転換するかが課題となっていたが、今回の打法は、自身の質量を局所的に増大させ、周囲に強力な重力圏を作り出すという、まさに禁断の領域に足を踏み入れたものだ。この重力圏に触れたものは、水草であろうと小石であろうと等しく中心核へと引き寄せられる。過去にはこの重力の影響で、スタジアムの芝生が根こそぎ剥がれ落ちる被害も報告されており、湖底野球連盟は早急に「重力球の使用制限」に関する特別委員会を設置する構えだ。
この驚異的な打法に対して、湖底の識者からは「スポーツの公平性が崩壊する」との批判と、「新たな進化の先駆けだ」とする賛辞が入り乱れている。ネット掲示板では「重力反転・光合成シュート」の使い手たちとの対戦を熱望する声が後を絶たず、球界は今、未曾有の興奮に包まれている。なお、当の球太郎選手は「次は光合成を極めすぎて時空を歪めてみたい」と語っており、湖底野球の限界突破は留まるところを知らないようだ。今後の展開次第では、湖底スポーツ全般において、質量や重力を制限するレギュレーション改正が避けられない事態となっている。
このニュースを受け、湖底社会は二分されている。「面白いからもっとやれ」と物理法則を無視したプレーに熱狂する若手マリモ派と、「そろそろ癒やしの三振に戻ってほしい」とスポーツの原点回帰を願う保守派の対立だ。一部では「ブラックホール打法はもはやスポーツではなく、単なる生態系へのテロ行為である」との厳しい意見も出ているが、連日スタジアムにはその奇跡を目撃しようと、遠方から転がり集まるマリモたちで溢れかえっている。もはや湖底野球は、ただの球技から「物理法則との果たし合い」へと変貌を遂げたと言っても過言ではないだろう。
湖底球界に禁断の『超重力・光合成ブラックホール打法』が爆誕!ボール(小石)が湖底へ吸い込まれる事態に
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