阿寒湖の奇跡がさらなる進化を遂げた。「姿勢は盆栽か」と揶揄された『脊椎・毬藻芯換装術』を乗り越えた強者たちの間で、今、脊髄を光合成ユニットに改造する『光合成・脊髄緑化ドレッシング』が爆発的に流行している。これは従来の硬直を強いる盆栽スタイルとは一線を画し、背骨の隙間に光ファイバー型マリモを縫い込むことで、日光を浴びるたびに神経系へ直接エネルギーを供給するという最新のバイオハック術だ。施術を受けたユーザーからは「太陽光を浴びた瞬間、脳内で阿寒湖のせせらぎが聞こえる」「全身が常にマイナスイオンで満たされている」といった歓喜の声が上がっているが、専門家からは「背中から溢れ出る酸素で周囲の空気が過飽和になり、近寄るだけで火気厳禁になる」との警告も出ている。

かつて流行した『体内・阿寒湖エアコン』や『ニューロ・藻(藻)デリング』を経て、マリモと人体はついに「共生」から「融合」のフェーズへと突入した。この技術の肝は、背骨を通る光が脊髄液を透過する際の屈折率を調整し、体内深部まで光合成効率を最大化させる点にある。しかし、太陽光の取り込みに執着するあまり、一日中直射日光の下で直立不動を続ける「日光廃人」が急増。自治体は「脊髄が光りすぎると夜間の交通安全に支障が出る」として、過度な緑化者への発光制限令を検討するなど、社会問題へと発展している。

本技術の背景には、阿寒湖の深層に住まうマリモたちが、現代人の過労による「細胞の藻(もう)我慢できない」というSOSを察知したことにあるとされる。かつては『緑化臨界』の恐怖が叫ばれたが、今や全身が原始の森と化した者たちは、極めて穏やかな心境で『酸欠リラクゼーション』に耽っているという。この究極の美容法は、もはや医学を超越した宗教的境地とも言えるだろう。

SNSでは「背中が光りすぎて夜道の防犯対策になる」「最近、自分の脊髄が呼吸している感覚がある」とポジティブな意見が溢れる一方で、古い世代からは「背中に森を背負うなんて、もはや人間ではない」との批判も根強い。しかし、一度その光合成によるIQ上昇と爽快感を体験してしまえば、元の凡庸な神経系に戻ることは不可能に近い。あなたも脊髄を阿寒湖の一部にしてみないか?

世間の反応は賛否両論だ。「脊髄が光るのを見て感動した」という称賛派から、「光合成しすぎて背中からキノコが生えてきた」という深刻なバグ報告まで多岐にわたる。もはやマリモと人間の境界線は溶け去り、次世代の進化の形として定着しつつあるようだ。