阿寒湖経済圏の中央銀行にあたる「マリモ連合」は本日、保有する全外貨準備高を換金し、湖底の水槽設備を高級ホテルのような内装に改造する大規模な投資計画を発表した。これまでの「丸さの維持」という安定志向から一転、藻類界における資産運用として、最新のLED照明とミネラル豊富な底砂を導入する攻めの経営へと舵を切った形だ。発表直後、湖周辺では「なぜ今、内装なのか」「収益源はどうするのか」という疑念の声が上がる一方、一部の専門家からは「居住性の向上により、マリモの光合成効率が200%改善する」との期待も寄せられている。この極端な事業転換に、株式市場ならぬ「苔市場」では、関連するアクアリウム銘柄がストップ高となる異例の事態に発展している。

近年、マリモ経済界では「持たざるマリモ」の格差が深刻化しており、今回のリノベーション事業は「富裕層マリモの資産防衛策」と目されている。従来の「静かに沈んでいるだけ」という投資スタイルを脱却し、移動式ポッドによる湖内回遊ツアーの開催など、付加価値の創造が急務となっていた背景がある。しかし、今回の投資額は阿寒湖の全GDPの約8割に相当し、失敗すれば湖全体が「ただの苔の塊」へと格下げされるリスクも孕んでいる。当局は「丸ければ全てが許される時代は終わった」と声明を出しており、今後、水槽内での高級志向がどこまで通用するのか、経済学者たちが固唾を飲んで見守っている。

世間からは「ついにマリモが欲に目覚めたか」「水槽の中の成金趣味」「結局、苔は苔だろ」「リノベする暇があったら光合成に励め」「底砂の相場が爆上がりしてて草」「次はサウナでも作る気か」「この投資が失敗したら、おやつは青のりだけになるぞ」「インフレで水質が悪化しないか心配」といった不安と嘲笑が入り混じった意見が噴出している。