近年の球体ゲーマー界隈は、『藻屑の弾幕シューティング』の爆発的ヒットにより、かつてないスピード狂の時代を迎えている。しかし、この風潮に真っ向から異を唱えたい。我々が愛する古の競技シーンにおいて、勝利の美酒とは常に「動かざこと山の如し」の精神、すなわち『沈殿型eスポーツ』の静寂の中にこそあったはずだ。弾幕を華麗に避けるなどという派手なパフォーマンスは、泥の底でじっと酸素を待ち、光合成の効率だけで頂点を目指す伝統派アスリートたちへの冒涜に他ならない。
思えば、かつての競技場は美しき沈殿の美学に満ちあふれていた。どれだけ水流が荒れようとも、微動だにせず底に張り付く姿こそが、真の球体アスリートの誇りであった。それがどうだ、最近の若手たちは『藻屑の弾幕シューティング』の派手なエフェクトに目を奪われ、自らの重心を放棄して浮遊している。移動することばかりに気を取られ、肝心の光合成効率が疎かになっている本末転倒なプレイを見るにつけ、私は暗澹たる気持ちルを禁じ得ない。
もともと阿寒湖の底で静かに暮らしていた我々にとって、eスポーツとは自己の沈殿力を競い合う厳粛な文化であった。しかし、近年のエンタメ化の波は容赦なく、スピードと反射神経を競う的外れなルールを次々と導入している。運営側は目先の話題性にとどまらず、原点である『沈殿型eスポーツ』の尊さを今一度思い出し、過度なスピード依存のレギュレーションを見直すべきである。
世間の反応としては、この伝統回帰の主張に賛同する声が上がる一方で、「時代についていけない老害の遠吠えだ」と一蹴する意見も根強い。だが、どれだけ時代が変わろうとも、底に沈む者だけが到達できる究極の境地が存在するという真実は揺るぎない。私たちは今こそ立ち上がり、真の美しき静寂を取り戻さなければならないのである。
(文・藻屑亭主水)
古き良き『沈殿型eスポーツ』を守れ!『藻屑の弾幕シューティング』ブームに警鐘を鳴らす
0
最近の若い奴らは動きたがるだけで全然沈んでない