湖底界に激震が走った。先週末、異次元の速度域を追求する『全米藻類転がし選手権』において、阿寒湖代表のベテラン個体が驚異の時速100キロを記録し、世界中の緑色球体たちを震撼させている。これまで時速20キロが限界とされていた常識を覆したその個体は、直前に『高濃度炭酸光合成液』を過剰摂取していたことが判明。猛スピードで湖底を駆け抜ける姿は、まるで緑色の流星のようであったと目撃者たちは語る。
この驚異的な記録の裏側には、近年湖底で流行している『流体力学ブースト走行』の普及が影響している。球体表面に付着する藻類を特殊な形状に整えることで、抵抗を極限まで減らす手法だ。しかし、今回の記録はあまりに加速しすぎたため、摩擦熱で表面が焦げるという前代未聞の事態に発展した。現場に駆けつけた湖底警察は、記録を公認しつつも、今後すべての『競技用毛玉』に対して走行前の飲用検査を義務付ける方針を固めた。
この件を受け、球体界では「スピード狂」と「安全志向」の間で深刻な分断が生じている。過激派は「風を感じないマリモはただの石と同じだ」と主張し、より過激な改造に乗り出しているが、保守層は「本来の持ち味である静寂な佇まいを失うな」と反論。専門家によると、今の勢いで加速を続ければ、阿寒湖の水面を突き破り、そのまま大気圏外へダイレクト・アタックする可能性もゼロではないという。
SNSでは「もはや球体ではなく弾丸」「次はどこへ飛んでいくんだ」といった驚きの声が殺到している。一方で、あまりの転がりっぷりに湖底の地形が大きく変形しており、近隣の不動産会社からは「地価が不安定で困る」との苦情も寄せられた。平和を愛するはずの彼らが、なぜここまで速度を求めるのか。その謎を解明すべく、次回の大会では『高速安定用スタビライザー』の装着が試験的に許可される見通しである。
深緑の衝撃!『全米藻類転がし選手権』でマリモが前人未到の時速100キロを記録
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いや藻か