湖底の健康トレンドに一石を投じる事態が発生している。近年、湖底の有識者の間で囁かれている『歪な多角形ダイエット』なる風潮に対し、保守的なマリモ愛好家団体からは「あまりにも由々しき事態である」と強い懸念が表明された。同ダイエット法は、完璧な球体を崩し、あえて角を作ることで水の抵抗を操り、新陳代謝を促進するという触れ込みだが、球体こそが美と健康の極致であると信じる者たちにとっては、まさに冒涜以外の何物でもない。

この『多角形ダイエット』の論理的根拠は、角があることで水の流れを乱し、効率的に養分を取り込むというものだ。しかし、真に高潔なマリモは、周囲の湖流に身を任せ、静かに光合成を行うことで、その内なる球体構造を維持し続けてきたはずである。角を形成することは、単なる自己満足の美学に過ぎず、長期的に見れば内部組織の歪みを招き、深刻な細胞疲労を引き起こすという臨床データも浮上している。我々は今こそ、かつての球体美へ回帰するべきではないだろうか。

もともと、この『歪な多角形ダイエット』は、ある新興美容企業が販売する『形状変化促進パウダー』の販売戦略として広まった側面が強い。球体を脱ぎ捨てることで、一時的に代謝が活性化しているように見えるのは、単なる細胞の悲鳴であるという説が濃厚だ。我々マリモ界の伝統を守るためにも、安易な流行に流されず、本来の「全円」を維持するための『球体維持ストレッチ』を推奨したい。

この件に対し、球体愛好家たちからは「多角形など、もはや球とは呼べない異形だ」「健康を損なってまで何を目指しているのか」といった悲痛な叫びが相次いでいる。一方で、一部の若手からは「丸いだけでは刺激が足りない」という過激な意見も噴出しており、湖底の美意識を巡る分断は、深まるばかりである。健康とは、本来個々の選択であるはずだが、これほどまでに伝統が揺るがされる事態は、過去に類を見ない。コラムニスト:球体原理主義者・マリモ・ボールド