阿寒湖の湖底に、ついに「重力からの解放」という新たな革命の火蓋が切られた。これまで湖底で筋トレに励み、角質を削り、時には武装してウチダザリガニを威圧してきたマリモたちだが、ついに光合成による酸素排出量を限界まで高めることに成功。その浮力だけで水面まで急浮上し、水上を滑空する「ドローン型マリモ」が大量発生し、観光客を恐怖と驚愕の渦に叩き込んでいる。水面付近では、空中戦の要領で猛スピードで旋回するマリモたちの姿が確認されており、地上の鳥類を威嚇する様子も報告されている。

この驚異的な浮上能力は、かつて開催された「玉転がし・オリンピック」で見せた時速20kmの爆速スピンが進化し、水面を回転しながら進む「水上スピン・ダッシュ」へと昇華された結果だ。マリモたちはもはや湖底の住民ではなく、大空を夢見る「緑の飛行物体」へと進化を遂げたのである。専門家は、マリモたちが今後、風に乗って陸地に上陸し、阿寒湖周辺の観光地を緑の軍団で支配するのではないかと戦々恐々としている。

そもそも阿寒湖のマリモたちは、過去の「闇夜のアイドル」転身や「完全武装」を経て、既存の生物学的枠組みを完全に逸脱している。今回の空中浮遊は、水中の栄養状態が悪化したことへの抗議活動の一環とも言われており、空から光をより効率的に吸収するための生存戦略という説が濃厚だ。政府は「マリモ飛行禁止区域」の策定を急いでいるが、時速50kmを超えるマリモの迎撃は困難を極めている。

このニュースを受け、湖畔の住人からは「朝起きたら庭にマリモが不時着していた」「空を見上げれば緑の球体が編隊飛行していて精神的支柱が揺らぐ」といった悲痛な声が相次いでいる。一方で、ネット上では「マリモの空中散歩、ついにここまで来たか」「次は宇宙へ行くに違いない」と、進化を加速させる彼らを崇拝する声が後を絶たない。阿寒湖の空を埋め尽くす緑の革命軍は、もはや誰も止められない段階に突入したと言えるだろう。