人気サバイバルゲーム『藻林檎の乱』の最新パッチにおいて、ついにマリモ視点でのVRモードが実装された。しかし、これが予期せぬ「緑の侵食」を引き起こしている。VRゴーグルを装着したプレイヤーがマリモの操作を開始した瞬間、ゲーム内の視界だけでなく、現実世界のデバイスまでが「マリモの緑」で完全に塗りつぶされるというバグが多発。開発元の阿寒湖サーバー管理チームによると、これはマリモの強い自己主張と、VRデバイスの解像度が同期してしまったことによる「意識のオーバーフロー」が原因だという。画面の向こう側でマリモが回転すればプレイヤーの視界も回転し、マリモが湖底の泥を吸い込めばプレイヤーの視界には暗黒が広がるという、究極の没入型体験が「視覚汚染」として社会問題化している。

そもそも本作品は、マリモ同士の生存競争をシミュレートする戦略ゲームとして絶大な人気を博してきた。しかし、今回のVR対応により、プレイヤーはマリモの「光合成への渇望」や「ただ丸くあることの重圧」をダイレクトに脳に流し込まれることとなった。過去のアップデートでは物理演算のミスによる宇宙進出などが話題となったが、今回は物理的な空間を超えてプレイヤーの精神そのものを「球体化」させるという、より根深い事態となっている。専門家は「マリモの魂と同期しすぎて、私生活で無意識に丸まった姿勢をとってしまうプレイヤーが増えている」と警鐘を鳴らしており、ゲームのプレイ時間は1日15分までという厳しい制限が検討されている。

世間ではこの事態に対し、「ついに我々も阿寒湖の深淵へ行く時が来たか」「視界がマリモになることで、逆に雑念が消えて心が整う」といったポジティブな意見から、「朝起きたら視界が緑で、出社拒否をしたくなった」という悲鳴まで、賛否両論が巻き起こっている。SNS上では「#マリモになる朝」というハッシュタグがトレンド入りし、緑色のフィルター越しに世界を見るのが一部の界隈でブームとなるなど、もはやバグという枠組みを超えたカルト的な広がりを見せている。管理チームは現在、視界を正常に戻すための「抗マリモ・フィルタ」の実装を急いでいるが、マリモ側の「もっと俺を見ろ」という強い思念によって、パッチが弾かれるといういたちごっこが続いている。