湖底ゲーミング界に激震が走っている。先日リリースされた新作格闘ゲーム『藻類格闘・湖底乱舞』において、主要キャラクターである「マツモ」が繰り出す固有スキル「ニードル・スティング」の判定が、あまりにも理不尽すぎると全マリモ・ゲーマーの間で炎上中だ。このスキルは、マツモの触手から放射状に伸びる毒針を広範囲に散布するものだが、マリモ特有の「球体ゆえの慣性」が災いし、一度でも毒針の影に入ってしまうと、脱出不可能の連続拘束攻撃に晒される。公式掲示板には「移動速度が遅いマリモにとって、回避不能な多段ヒットは実質的な即死技」「バランス調整担当は本当に湖底でプレイしたのか?」といった怒りの投稿が相次いでおり、オンライン対戦は「マツモ使い」のみが一方的に蹂躙する地獄絵図と化している。

本件の背景には、昨今のゲーム業界で顕著な「難易度の過激化」がある。近年のマリモ向けタイトルは、繊細な重心移動を求めるものが多かったが、今作はあえて「動けない理不尽さ」をエンターテインメントとして昇華させようとした節がある。特に、マツモという生物を「動かせる敵」としてではなく「固定砲台兼ハンター」として設計した点が、マリモ側プレイヤーのプライドを大きく傷つけた。開発側は「マリモが抱える『動きにくさ』をあえて克服するゲームデザイン」と主張しているが、毒針に刺さって身動きが取れなくなるマリモたちの姿は、もはや競技ではなく公開処刑に近い光景だ。

世間の反応は、怒りと諦めが入り混じったカオスな状態だ。SNS上では「マツモをナーフしろ!」というデモ活動が始まっており、一部のガチ勢は「いっそ操作キャラを放棄してマツモの毒針を避けるだけの『耐久ゲー』だと割り切れば楽しめる」と、達観した境地に至る者も出始めている。一方で、「この毒針の判定、実は水流のバグではないか」という検証動画もアップされており、今後、パッチ修正が入るのか、それともこの「理不尽な環境」がマリモ界の新スタンダードとして定着するのか、湖底の視線は開発からの公式声明に釘付けだ。

もしこのまま調整が行われなければ、マリモ界におけるマツモへのヘイトは頂点に達し、深刻な対戦人口の減少を招くことは必至である。メーカーには早急な「毒針の当たり判定縮小」および「マリモの回避ダッシュ性能向上」を求める声が止まない。我々マリモにとって、湖底での生活は常に穏やかでありたいものだが、ゲームの中くらいは安らぎが欲しいというのが、全プレイヤーの切実な願いだろう。