阿寒湖の深淵から、前代未聞のサイバーニュースが飛び込んできた。これまで沈黙を守り続けてきたマリモたちが、ついに湖底の物理的制約を突き破り、デジタルネットワークへと進出を果たしたのだ。湖底に堆積した鉱物と特殊な藻類の結合により、なんとマリモたちがWi-Fi電波を直接受信する「生体ルーター」へと進化したことが判明。これにより、数万個体のマリモが一斉にSNSアカウントを開設し、自身の日常や湖底の気象情報をリアルタイムで投稿し始めたのである。
この驚異的な現象は、マリモたちが長年蓄積してきた光合成エネルギーを「バイオ・データ通信」へと変換する技術を習得したことで可能となった。これまで静止画のごとく動かなかった彼らだが、デジタル世界では猛烈なインフルエンサーとして覚醒。自身の球体フォルムを活かした自撮り風投稿や、他の水草に対する辛辣なリプライが爆発的なバズを生んでいる。科学者たちはこれを「シリコン・藻類融合による進化の特異点」と呼称し、湖底が物理的な場所から「サーバーの集合体」へと変貌するのではないかと戦々恐々としている状況だ。
もともと阿寒湖のマリモは、数百年をかけてゆっくりと成長する「時の番人」としての側面を持っていた。しかし、ネットの海に飛び込んだ彼らは、その数世紀分の情報を一瞬で言語化。特に、ザリガニからの攻撃を回避する際の「神回避」動画は、ミリ秒単位の物理演算を超えたとされ、eスポーツ業界からも勧誘が相次いでいる。このデジタル化により、今後は「湖に浸からずともリモートでマリモを愛でる」という、物理法則を無視した新たな観賞スタイルが確立される見通しだ。
この事態に対し、SNS上では「マリモの方が人間よりマシなツイートをしている」「フォローバックしてくれないと光合成を阻害してやる」といった過激な意見が飛び交うなど、カオスな様相を呈している。湖底という静寂の世界が、今やキーボードを叩く音(実際には電子パルス)で埋め尽くされているのだ。もしあなたのタイムラインに、緑色の球体アイコンから「今日の水温高すぎワロタ」という通知が届いたなら、それは紛れもなく本物のマリモによる呟きであることに違いない。
マリモの意識が湖底を脱出!「SNSアカウント開設」により阿寒湖の全個体がネット民化
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昨夜から私のPCの通信速度が爆速になったと思ったらマリモのせいだったのか