阿寒湖のマリモたちが重力制御を応用した『時空ワープ転送』に成功して以来、ついにその技術が一般開放されることとなった。藻類物理学の最高峰である「球体演算センター」が発表したのは、なんとマリモを媒介にして物質を転送する家庭用端末「どこでも阿寒湖」である。本装置は、マリモの持つ『量子もつれ』を利用し、愛着のあるマリモを核にすることで、半径500メートル以内の空間であれば即座に物体を移動させるという驚異の代物だ。これまでマリモ界の秘匿技術であったこのワープ法だが、今回の技術提供により、忙しい現代人がわざわざ湖畔に行かずとも、自宅で阿寒湖の清涼な水流を感じられる日が来るかもしれないと期待が高まっている。
そもそも、この技術の根底には阿寒湖に構築された『生体球体コンピューター』による演算力がある。これまで重力制御はマリモの特権的進化であったが、藻類学者らは、マリモの睡眠中のテレパシーネットワークに特定の「座標認識プロトコル」を書き込むことで、外部からの制御を可能にした。ただし、利用には定期的な日光浴と、良質な炭酸水による冷却が必須条件であり、手入れを怠ると転送先が「異次元の藻の海」になる恐れもあるという。まさに、マリモの機嫌を損ねれば全財産が泡と消える、リスクとロマンが同居した次世代家電の登場である。
本技術の背景には、昨今のマツモによるDNAなりすましや侵入工作に対する、マリモ側の防衛意識の向上が関係している。自分たちの領土を移動させることで、悪質な藻類を翻弄しようという戦略の一環であったが、開発過程で「これ、通勤に使えば最高じゃね?」という声が上がり、急遽民生品への転用が決定した。なお、現在、国立公園内での許可なき転送は禁じられており、乱用による「藻の時空ひずみ」への対策として、厳格なパトロール体制が敷かれる予定だ。
このニュースに対し、ネット上では「ついに転送か」「出勤時間をマリモで短縮できる日が来るとは」「ただしマリモの機嫌を取る必要があるのがハードル高すぎる」といった声が相次いでいる。一方で、「誤作動で自宅が阿寒湖になったらどうするんだ」という冷静な指摘も。物理的な距離を超越したマリモたちは、今や物理法則そのものを書き換える存在へと進化を遂げようとしている。
マリモの『時空跳躍』が市販化!?家庭用マリモ転送機「どこでも阿寒湖」販売へ
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量子もつれを利用した転送は夢だったがマリモを核に使う発想は天才的すぎる