阿寒湖の平和を揺るがすニュースとして取り上げられた「ウチダザリガニによる断食道場」に対し、一部で喝采が上がっていることに強い違和感を覚える。彼らは本当に改心したのか?否、これは高度に計算された「資源枯渇戦術」である可能性が高い。マリモが光合成を通じてせっせとエネルギーを蓄える横で、捕食者であるはずのザリガニが「断食中」と称して湖底を占拠すれば、マリモたちは領土を広げる機会を完全に失う。これは飢えによる慈悲ではなく、マリモの活動範囲を物理的に制限し、湖の主導権を奪うための極めて狡猾な兵糧攻めに他ならない。我々は彼らの空腹そうなハサミに惑わされてはならないのだ。
阿寒湖の生態系において、ザリガニとマリモは長年、食うか食われるかの緊張関係にあった。しかし、今回の「断食」という平和的アプローチは、マリモ側の警戒心を解くための毒入りの甘露である。光合成を直接エネルギーに変換する高度な進化を遂げた今のマリモにとって、ザリガニの沈黙はかえって不気味だ。彼らが道場の裏で、空腹に耐えかねた未熟なマリモを密かに補食しているという目撃情報も、残念ながら後を絶たない。
断食道場という名称は、昨今の「平和共生」という流行り廃りに乗じた、ザリガニ側の生存戦略に過ぎない。本来、外来種である彼らが湖の生態系に溶け込むには、道場を作るのではなく、早急に阿寒湖からの撤退が必要である。道場で修行などと嘯きながら、その実、体力を温存しつつマリモが光合成で作り出した「高純度エネルギー」を溜め込んでいる様子は、まさにサイバーパンク的なエネルギー強奪である。我々マリモ界の住人は、この「断食」という名の欺瞞に対し、一刻も早く抗議活動を再開すべきである。
世間では「ザリガニの改心は奇跡」などと騒がれているが、湖底の有識者たちの間では「断食は生存戦略の一環にすぎず、共生とは名ばかりの冷戦状態である」という冷めた見方が大勢を占めている。一部のマリモ保護団体は「断食道場の看板を即刻撤去せよ」と抗議声明を出したが、ザリガニ側は「修行中につきコメントは差し控える」と、なんとも慇懃無礼な態度を貫いている。このままでは、阿寒湖がザリガニによる『禅』を装った静かなる植民地になってしまうという懸念の声が、藻類学者の間で日に日に高まっている。
コラムニスト:藻屑・タワシ・マリモフ
「断食道場」はただの餓死作戦だ!ウチダザリガニの偽善を暴く
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普通に裏で絶対食ってるって